事例紹介
フランシス・トーマス・コントラクト
フランシス・トーマス・コントラクト社は、AppficiencyおよびNetSuiteと提携し、現場業務の近代化、請求業務の自動化、およびプロジェクトのリアルタイム可視化を実現しました。その結果、意思決定の迅速化、連携の強化、そして建設プロジェクト全体における管理体制の強化が図られました。
NetSuite導入の背景にあるビジネスニーズの把握
フランシス・トーマス・コントラクト社では、従来のツールや手作業によるプロセスが業務の足かせになり始めていました。プロジェクトの需要が増加するにつれ、非効率性が深刻化し、業務の可視性が低下していました。
リアルタイムでのプロジェクト進捗管理と可視化に苦労している
導入前、フランシス・トーマス・コントラクト社では、プロジェクトの進捗状況をリアルタイムで把握することができませんでした。一元化されたシステムがなかったため、各チームは最新情報へのアクセスに遅れが生じ、部門間の連携や作業進捗の効率的な管理が困難になっていました。また、統一されたプラットフォームがないことで、協業が制限され、社内の業務フローも遅延していました。
現場チームとオフィスチームの連携不足により、報告が遅れた
ハリバートン・ハイランズのような遠隔地で作業する現場スタッフには、業務の進捗状況を事務所に確実に報告する手段が欠けていました。現場チームは作業時間や資材の使用量を手作業で記録していたため、データ入力が遅れることが多く、記録に不備が生じがちでした。その結果、スケジュール管理、在庫管理、および請求業務のスケジュールに支障をきたしていました。
手動での請求処理がキャッシュフローの悪化を招いた
フィールドサービス管理もまた、重大な課題となっていました。同社は下請け業者への依存度が高かったものの、その業務を効率的に追跡するための自動化ツールが不足していました。メールからの案件作成は手作業で行われており、データを複数のシステムに入力する必要があったため、作業の重複や時間の浪費が生じ、ミス発生のリスクも高まっていました。特にAGMでは毎月2,000件以上の作業指示書を処理していたため、こうした非効率性は急速に累積していきました。
部門間の連携が不十分なチームと一貫性のないデータ
各部門は孤立して業務を行っており、多くの場合、異なるツールやワークフローを使用していました。業務の進捗状況、調達、請求に関するデータはそれぞれ別々の場所に分散していたため、チーム間の連携や効率的な協業が困難でした。プロジェクトの進捗状況を把握することも難しく、最新情報を得るためには各チームに問い合わせる必要がありました。
なぜNetSuiteとAppficiencyなのか
プロジェクトの状況をリアルタイムで把握
NetSuite Advanced ProjectsとAppficiencyのJob Costing Premiumバンドルを活用することで、Francis Thomas社はプロジェクトの進捗状況、コストの確定額、予算をリアルタイムで把握できるようになりました。この可視性により、プロジェクトマネージャーは問題が深刻化する前に対処できるようになり、経営陣も事業実績を明確に把握できるようになりました。
現場と事務部門のギャップを埋める、カスタマイズされたFSM機能の強化
NetSuite FSMを実際の現場業務に適合させるため、Appficiencyは一連の的を絞ったカスタマイズを実施し、全体的な使いやすさと管理性を向上させました。 従業員の役割に基づいて時間入力が自動化され、手動入力なしで正確な労働時間の追跡が可能になりました。監督者には、チームの時間、サービス項目、および機器ログを調整するための拡張権限が付与され、一日の終了時の報告業務が効率化されました。カスタム開発された「Driver Graph」アップロード機能により、技術者は技術スケッチや現場の図面をNetSuiteに直接送信できるようになり、作業記録を一元管理できるようになりました。 デフォルトのスケジューラー画面は、内部IDの代わりに顧客名とタスク名を表示するように最適化され、ディスパッチャーや現場スタッフの理解が容易になりました。最後に、タスク完了時の制御機能を追加し、作業が未完了の状態で案件が早期にクローズされるのを防止することで、実際に完了する前に請求が行われることがないよう保証しました。これらの機能強化により、より正確なデータ収集、チーム間の連携強化、そして現場とオフィス間のスムーズな引き継ぎが実現しました。
請求と留保金の管理をシームレスに連携
Appficiencyのネイティブ機能である「NetSuite Retainage」および「Job Costing Premium」ツールを活用することで、財務チームは進捗請求の自動化、留保金の正確な追跡、およびコストと作業内訳構造(WBS)の直接的な連携が可能になりました。これにより、請求業務の透明性が高まり、ミスが減少し、利益率の管理がより適切に行えるようになります。
1つのプラットフォーム、統合されたチーム
NetSuiteを一元管理システムとして活用することで、各部門は共有された最新の情報に基づいて業務を行うようになりました。調達、財務、プロジェクトの各チームは、単一のプラットフォームを活用して見積もりから請求書発行に至るまでのプロジェクトライフサイクル全体を管理することで、より効果的に連携できるようになりました。
今後の展望
NetSuiteの導入以来、Francis Thomas Contracting社では、業務全般にわたる可視性、効率性、管理能力において目に見える改善が見られています。プロジェクトや財務に関するリアルタイムのデータにより、各チームはより迅速かつ的確な意思決定を行えるようになりました。また、工事原価計算や請求プロセスの自動化により、時間のかかる手作業が不要となり、ミスの削減とキャッシュフローの改善が実現しました。
統合システムとAppficiencyによる建設業界向けの機能強化により、同社は事業の拡大や、プロジェクトの複雑化への対応に、より万全の態勢で臨むことができるようになりました。
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